介護求人を探す際の重要ポイント
介護の仕事を探す際にハローワークを利用する人は多いだろう。ハローワークは無料で求人が出せるため、扱う求人数が多いというメリットがある。求人数が多いのは求職者にとって魅力的だが、ハローワークで介護の仕事探しをする上で注意すべき点もあるのだ。
注意したいのは求人票の記載内容だ。まずハローワークの求人票は給与・休日・勤務時間などの基本事項しか載っていないことが多い。介護業界には労働環境の悪いブラックな施設も存在するが、そうしたブラックな施設を見極めるには離職率、有給消化率などのデータが重要となる。
離職率などの細かいデータは、ハローワークの求人票には載っていないのだ。加えてブラックな介護施設は、実際より好条件の給与・待遇を求人票に記載する傾向がある。つまり求人票の給与・待遇の条件だけみると、労働環境の良いホワイト企業よりブラックな介護施設の方が魅力的に映る場合もあるので注意が必要だ。
このように求人票の記載内容だけで介護施設の良し悪しを判断すると、ブラックな施設に就職する恐れがある。ではハローワークの膨大な求人の中からホワイト企業を見抜くにはどうすれば良いのか。
労働環境の良いホワイト企業は社員の定着率が高く、離職率が低くなるため、何度もハローワークに求人を出す必要がない。つまり何度もハローワークに求人を出しているような介護施設は避けて、久しぶりに求人を出す介護施設を狙う方が良い施設と出会う可能性が高まる。また職員に聞けば、過去2年分の企業のハローワーク利用歴を教えてもらえるので活用したいところだ。